共楽養育園

2021.06.08  ☆共楽養育園が新体制になりました☆

 令和3年度から、新しくグループホーム(GH)が2棟始動し、合計4棟になりました。既存のGHの名前は「すみれ」「つくし」、新しいGHの名前は「たんぽぽ」「青葉」です。4棟の内、「すみれの家」「つくしの家」「たんぽぽの家」は女子のGH、「青葉の家」は男子のGHです。

〇「本体施設」
 人数は少なくなりましたが、子ども達は元気いっぱいで毎日賑やかです。時々喧嘩もありますが、どのようにしたら上手に遊べるか、考えて遊んでいます。また、小学生・中学生・高校生、年齢関係なく楽しく、のびのびと遊んでいます。
 5月のゴールデンウイークは沢山の子どもが保護者宅に帰省し、館内は静かでした。それぞれ子どもたちが親のもとに一時帰宅できることに対し、職員は嬉しさを感じましたが同時に寂しさもありました。
 子どもの人数が少なくなった分、一人一人の子どもとしっかりと関わっていき、いっぱい、良いところを見つけていきたいと思っています。

〇「すみれの家」
 すみれの家が立ち上がり、今年で4年目になりました。今年度は中学生2名、小学生4名の計6名の女子のグループホームです。グループホームという家庭的な環境での生活を通して、職員の仕事を見ながら自然と洗濯の仕方や料理の知識を学び、自主的に手伝いをしてくれる子どもたちも増えました。日々の生活の積み重ねの中で、早い段階から生活体験ができ、生活力が身についているように感じます。指導をすることも多くありますが、皆、優しさ、思いやりを持っており、職員も助けられる事がたくさんあります。
 日々、様々な事がありますが、子どもも大人も助け合いながら一緒に楽しく生活を送っていきたいと思っています。

〇「つくしの家」
 これまで、グループホームに幼児がいなかったため、職員は戸惑いましたが高校生は「可愛い。」と言いすんなり受け入れ、これまで以上に笑顔が増えました。幼児は、大舎制でしか過ごした事がなかったため、つくしの家という1軒の家で暮らす事に戸惑いながらもお姉ちゃん達に可愛がられ、楽しく過ごしています。
 雨上がりの日、近所の方と落ち葉が落ちていたので一緒に掃除をしました。「お手伝い、ありがとう。」と言ってもらいお菓子まで頂きました。「小さい子がいないので、小さい子の声を聞くと嬉しくなる。うるさいと思った事はないよ。」と言って頂き、可愛がってもらっています。

〇「たんぽぽの家」
 幼児3名と措置延長児2名の、計5名の子どもが生活しています。幼児3名から「一緒に遊ぼう~」と毎日遊びに誘われ「癒される~」と言いながら遊び相手になっている2名のお姉さん達。一人一人に優しい対応をしていて、いつも感心して見ています。
 私たちの身近に咲く『たんぽぽ』の花のような、暖かいホームでありたいと思っています。どうぞ宜しくお願いします。

〇「青葉の家」
 4月より、高校生男子4名と中学生男子2名の計6名で新生活をスタートしました。高校生4名は先日中間試験を終えましたが、卒園後のそれぞれの自己実現に向けて、勉強・部活動・アルバイトに一生懸命に取り組んでいるところです。中学生2名も新しいGHでの生活にも慣れ、毎日元気に学校に通っています。みんなで「勤労」「尊重」の2つの生活目標を掲げ、休日のGHの清掃活動などに一生懸命に取り組んでいるところです。

地域の皆さま、今年度も引き続き、共楽養育園をよろしくお願いいたします。